自己破産後の生活はどうなる?ケース別に解説します

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自己破産後の生活はどう変わるのでしょうか?

自己破産には、債務をリセットする代わりに社会的信用を失うというデメリットがあり、信用に傷がついたことで今後の生活に影響が出ることがあります。

できれば、自己破産をした後に「知らなかった!」となる前に把握しておいてください。

(※住宅ローンのみ別記事でまとめました:住宅ローンの返済や審査はどうなる? | 自己破産後の生活

自己破産後の生活~携帯電話は使える?

携帯電話は使える?

携帯電話は今や生活になくてはならないものです。
よって、今使っている携帯電話(スマートフォン)本体については管財事件の場合にも処分となる財産の対象にはなりません。

しかし、滞納状況や支払い状況によっては、今後の利用や契約について影響が及ぶ場合があるので注意しましょう。

通話料金を滞納していた場合

通話料を滞納していた場合、自己破産の際に債務として処理される=支払い義務がなくなることになります。

そうなると、各携帯電話会社などで共有されている(※)不払い情報リストにブラックリスト登録されることになり、強制的に解約される可能性が高いです。

またこの場合、ブラックリスト登録されている限りは他のスマホを新規で契約するということもできません。
これを解除するには、滞納している通話料を自己破産後に支払う必要があります。

(※)共有されている事業者一覧

  • KDDI、沖縄セルラー電話
  • ソフトバンク
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン
  • UQコミュニケーションズ
  • ウィルコム沖縄
  • サジェスタム
  • ラネット
  • ヤマダ電機
  • ノジマ
  • 日本通信
  • 汐留モバイル
  • ケイ・オプティコム
  • 東日本旅客鉄道
  • ニフティ
  • フリービット
  • トーンモバイル
  • プラスワン・マーケティング
  • UQモバイル沖縄
  • ビッグローブ
  • TOKAIコミュニケーションズ
  • アクセル

本体代金を分割支払い中だった場合

通話料を滞納していなくとも、本体代金の分割支払いの残債(まだ支払ってない分)がまだ残っている場合、残っている残債は通信事業者が債権者となる債務となります。

よって、債務として申立てを行い免責が認められると、支払い義務がなくなる代わりに、払うべき本体代金を支払ってないので強制解約となる可能性は非常に高いです。
この場合、通話料の支払いを滞納していないのであれば、新規で別のスマホを買うことは可能です。
ですが、自己破産の際に登録されるCIC(信用情報機関)への事故登録が解除される5年程度の間は「一括購入でのみ」新規契約することができる点に注意して下さい。

分割残債が少額の場合

本体代金の分割支払いの残りが少額であった場合、相談した弁護士によっては債務として届けないという判断をしてくれる弁護士もいるようです。

債務として届けないということは、支払い義務は残りますが急に強制解約されることはなくなりますので、こちらの方がありがたいという人もいます。
もし当てはまる人がいる場合は、自己破産を申立てる前に弁護士に相談するべきです。

自己破産後の生活~クレジットカードは作れる?

クレジットカードは作れる?

自己破産を行った場合、信用情報機関に事故登録される=ブラックリスト入りするというお話を先ほどしました。
ここでいう信用情報機関とはCICの他にもJICC(全国銀行個人信用情報センター)も含まれます。

当然ですが、この登録が解除されるまではほとんどのクレジットカード会社の審査に通りません。
審査の際に、自己破産をしたということがバレてしまうからです。

また、事故情報の登録が解除されたとしても、すぐに新しいカードを簡単に作れるわけではありません。

事故登録されていた5~7年間は、クレジットカードの使用履歴がないということなので、クレヒス(クレジットヒストリー)がないという状態です。
この状態は、審査をする側からすると、「事故情報はもう消えているから確認できないけど、この人は過去に自己破産したのではないか」という判断をされやすく、事故登録が解除されたとしても簡単にはクレジットカードが作れなくなるのです。

事故登録中にも使えるカード

自己破産をした後、CICやJICCに事故登録されている時期でも作れるカードとしては、デビッドカードが有名です。

デビッドカードは、決済すると同時に自分の口座から引き下ろされるので、自分の口座の残高の範囲内でしか使用できません。
ですので通常のクレジットカードと比べ、審査基準が非常に緩く、ブラックリストに登録されている人でも作ることができるのです。

従って事故登録中にカードを使いたい場合、デビッドカードを作るという選択肢になるのですが、一点気をつけて欲しいことがあります。

それは、デビッドカードを使っている限りはクレヒスが積み上がらないという点です。

結局のところ、限度枠も広いきちんとしたクレジットカードを使いたいのであれば、事故登録が解除された後に審査の通りやすいクレジットカードを作り、クレヒスを積み上げた上で将来的に限度枠のアップや別のクレジットカードを作るのが一番の近道なのですね。

事故登録の解除後まず作るべきクレジットカード

よって、クレヒスを積み上げるためのブラックリスト解除後の最初の一枚選びは非常に重要です。

  • 通常のカード会社の審査基準と別の審査基準である
  • 自己破産後の最初の一枚として実績がある
  • 審査が比較的通りやすい(←結局コレが重要)

これらの条件を満たす必要があります。
この条件を満たしているクレジットカードが、アコムACマスターカードです。

アコムACマスターカードは、過去に自己破産などでブラックリスト入りした人がクレヒスの修行(積み上げ)のために作る最初に一枚として、非常に人気の高いカードです。

通常のクレジットカードとは違い、消費者金融系の会社が発行している唯一のクレジットカードなので、審査基準が通常のクレジットカードと異なります。
消費者金融系とはいっても、アコムは三菱UFJフィナンシャルグループの一員ですから、信頼性は決して低くありません。

自己破産の事故登録が解除されたら、まず最初に申し込むべきクレジットカードです。

クレジットカードの審査が中々通らない場合は

それでもクレジットカードの審査が通らなくて困っているという場合には、自分の信用情報を一度開示して確認しておくべきです。

こちらの行政書士法人では、クレジットカードの審査が通らない人のために信用機関への開示請求をサポートしてくれます。
信用情報に関する相談は無料で受けているので、一度相談してみてはどうでしょうか。

>>信用情報の開示はこちらから

自己破産後の生活~年金は貰える?

自己破産を申立てたとき、公的年金も財産の一つとして没収対象になるのでしょうか?

答えは「No」です。公的年金の受給権は自己破産をした場合でも保証されており、その差し押さえや受給権の譲渡は認められていません。
一方、民間の保険会社で加入している年金保険については、公的年金ではないために、原則的には財産と判断されて債権者への弁済に充てられます。

ただ、民間の年金保険からの受給であっても、債務者の最低限の生活の維持に必要な支給である場合には、契約の継続が認められたり、受給額の3/4の額であれば認められるケースもあります。
一度弁護士に確認しておくと良いでしょう。

自己破産後の生活~賃貸はどうなる?

賃貸はどうなる?

自己破産をすると、自宅を持つ人は多くの場合手放すことになるでしょう。

ですがもし、賃貸アパートやマンションに住んでいる人はどうでしょうか?
また、生活をやり直すためにこれから新しく賃貸を借りることはできるのでしょうか?

自己破産後の生活における賃貸について解説していきます。

現在住んでいる賃貸がどうなるか

自己破産を理由に今住んでいる賃貸から追い出されるのではないかと心配されている人もいるかと思います。ですが、自己破産を理由に借りている人を追い出すことはできないので安心して下さい。
家賃の滞納をしていないのであれば、大家さんや不動産会社に自己破産した旨を通知されることもありません。

逆に家賃の滞納をしている場合は要注意。
自己破産を理由に追い出すことはできませんが、家賃不払いを理由に契約解除を迫ることは可能なので、この場合には退去せざるを得なくなる可能性があります。

新しく賃貸契約は結べるのか

では、自己破産後に新しく賃貸契約を結びたい場合はどうでしょうか。
不動産会社を仲介して契約する際、最近では保証会社への加入・審査を求められることが多いです。

保証会社にもいくつか種類があり、ジャックスやオリコなどの信販系の保証会社になるとCICの事故履歴を確認されるので、事故履歴が消える5~7年間は審査を通すのが非常に難しくなります。

信販系の保証会社を避けた場合、残るはジェイリースや日本セーフティなどの民間系保証会社になります。民間系の保証会社であれば、自己破産での事故履歴を確認することがないので、審査基準がグッと緩くなるでしょう。

ですので、不動産仲介会社を選ぶ際、事情を説明して民間系の保証会社に加入できることを確認しておくことをお勧めします。
自分から話すのは気が引けると思いますが、不動産仲介会社は1人でも多くの人に自分の店で契約してほしいと思っているので、何とか審査が通るように親身に力になってくれるでしょう。

ただし、信販系であろうと民間系であろうと、家賃滞納の履歴は審査の際にチェックされます。
よって滞納していた家賃を支払わないかぎり、新規での賃貸契約は難しいと言わざるを得ないのが現実です。

自己破産後の生活~ローンは組める?

せっかく自己破産で債務がなくなったのですから、新しくローンという債務をまた組みたいと思う人は少ないでしょう。
しかし、一般的な生活を送るためには車や家、学資などのローンを組まざるを得ないシーンが今後また出てこないとも限りません。

そんな場合、自己破産をした後でもローンを組めるのでしょうか?

基準としてはやはり、信用情報機関に事故履歴が残っているかどうかという点が大きいです。
ローンにも審査があるので、自己破産での事故履歴が残る5~7年の間は、新しくローンを組むのは非常に難しいと言わざるを得ません。
生活を再建する期間と割りきって、ローンを組まないような生活を送るべきでしょう。

また、もし事故履歴が消えたとしても、過去にローンを借り入れ、自己破産によって支払い義務がなくなった会社およびその系列会社・関連会社については、信用情報機関とは関係なく「過去に自己破産した」というのがバレてしまうので、審査を通すのは非常に難しくなります。

もし新しくローンを借り入れざるを得ないとなった場合は、過去にローンを借り入れた会社とは関係のない別の会社を選ぶようにしましょう。

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